あづみのメモ帳

京王が滅びた世界で調布にたどり着く方法

(最終更新: )

電気通信大学の最寄、調布駅には京王線以外の鉄道は通っておらず、京王線が止まると陸の孤島となってしまうように見える。そのくせ京王線はほぼ高架化されておらず踏切が存在したり、複々線化されていなかったりと時代遅れの鉄道のため、すぐに事故るし遅延の回復も遅いし千歳烏山に特急が止まるしそもそも普段からまともに動いていない。

しかし、公共交通機関は鉄道だけではない。調布は小田急バスの元本拠地であり、調布駅は各所から路線バスが集結する地である。これを使えばどこからでも調布にたどり着くことができる。(24年度共通テスト地理Bで、西鉄バスに支配された福岡市に次ぎバスの利用率が高い選択肢であったのは記憶に新しい)

振替輸送

迂回する際は、振替輸送を使うとよい。輸送障害時、指定された路線に追加料金なしで乗車することができる制度である。かなり広い範囲が指定され、周辺の路線はほぼ対象となる。明記されないがバスも利用することができ(業務無線で通知されているのをたまに耳にする)、京王線なしで調布に行くにはほぼ必須である。バスを利用する際には当該路線の会社の駅で振替乗車票をもらう必要がある。ことになっているがだいたいなくても乗せてもらえる。

注意点として、定期券やその他きっぷなど区間が決まっている乗車券のみが対象で、定期でないICカードは対象外である。

振替輸送について | 電車に乗る | 京王電鉄
振替輸送についてページです。「電車に乗る」では、運行情報や駅・時刻表、路線図、きっぷ・定期券、京王ライナーなどの情報をご覧いただけます。
www.keio.co.jp

以下では周辺の京王以外の鉄道駅から調布駅に向かうルートを紹介する。鉄道駅までの経路は路線図で確認しよう。iOSの場合は純正「マップ」の「交通機関」表示がとても見やすいのでおすすめ。Googleマップ? 捨てろ。Yahoo!マップならまだマシかも。

抽象化しすぎてわけわからなくなった路線図

武蔵境・三鷹・吉祥寺からバス

中央線沿線からは以下のバスが使える。

いずれも実用的な本数がある。吉祥寺の乗り場は駅から微妙に遠くてばらけているうえ、歩道は無駄に混んでるので移動時間も考慮すること。

狛江・成城学園前からバス

小田急線沿線からは以下のバスが使える。

実用的な本数がある。遅延もあまりしない。複数系統出ているが、調布行きはすべて同じ乗り場から出るので来たやつに乗ればよい。小田急狛江駅には各停と準急しか止まらない点に注意。また、帰路に使う場合は狛江営業所止まりがあること、境91と武91が同じ乗り場から出ることに注意。

あまり本数が多くないうえ、遠回りで時間がかかるので狛江まで行くのがおすすめ。

稲田堤から相模原線

京王本線が壊れていても相模原線(調布から南方向に生えてる奴)は動いているかもしれない。ただ、稲田堤までは南武線を使うはめになるのでおすすめはしない。

二子玉川からバス

ちょっとひかえめな本数だが、南武線に乗らずに済む。

矢野口から徒歩

南武線矢野口駅から調布駅は40分くらいで歩ける。

その他

実用性は怪しいが一応存在するルートを挙げておく。

つつじヶ丘からバス

調布付近でやらかされた場合、新宿~つつじヶ丘は動いてることがある。そんなときは丘31 つつじヶ丘駅南口→調布駅南口が使える。遠回りで時間がかかるので、素直に電車で狛江まで行ったほうがたぶん速い。

渋谷からバス

一日2本だけ、渋26 渋谷駅→調布駅南口なるバスが存在する。もしかしたら時間が合うかもしれない。暇でしかたないときは乗ってみよう。

ほか

Wikipediaに無駄に細かくバス路線が列挙されている。

あとがき

いざ止まったときに慌てないよう、京王線以外も含め、事前に迂回路を確認しておくことをおすすめする。バス乗り場の位置なども把握しておこう。ちなみに、ここで紹介したバスはすべて前乗り先払いである。乗車時に(支払いをせず)運転手に振替輸送を利用することを伝えよう。

また、毎日京王線に乗る生活はなかなかストレスフルであるので、吉祥寺や狛江を経由しても遠回りにならないのであれば、最初からバスを通学経路とすることをおすすめする。小田急バスの定期は年度定期がお得。